
台湾旅行を計画している方の中には、「現地のホテルにバスタブはあるのか」「日本のような大浴場が楽しめる施設はどこか」といった疑問を持たれている方も少なくないと思われます。実際、台湾のホテル事情は日本とは大きく異なり、シャワーのみの客室が主流であるため、湯船にゆったり浸かりたいという方にとっては事前の情報収集が欠かせません。
この記事では、台湾・台北のお風呂事情を整理したうえで、バスタブ付き客室または大浴場を備えたホテルを10軒厳選して紹介します。ホテルのタイプ別の特徴から予約時に確認すべきポイントまで丁寧に解説していますので、台湾旅行のホテル選びで悩まれている方のお役に立てると考えます。
台湾のホテルでバスタブや大浴場を求めるなら「高級・日本系・温泉エリア」に絞るのが効率的です
結論から申し上げると、台湾のホテルにおいてバスタブや大浴場は標準装備ではなく、特定のカテゴリのホテルに限られます。
台湾全体ではトリップアドバイザーにホットタブ付きホテルが477軒として掲載されており、一定数の選択肢はあります。しかし、都市部である台北市内において、日本式の大浴場を備えるホテルはまだ限定的と言われています。台北の中山区だけを見ても、ホットタブ付きホテルは77軒、口コミ件数は19,843件とされており、都市中心部でも入浴設備を重視した選択肢は決して多くはない状況です。
バスタブ付き客室や大浴場を持つホテルを効率よく探すには、以下の3つのカテゴリに絞って検討されることをお勧めします。
- 高級ホテル(5つ星クラスの国際ブランドホテル)
- 日本系ホテル(三井ガーデン、オークラなど)
- 温泉地のホテル(北投エリアの温泉ホテル)
この3つのカテゴリに絞ることで、バスタブや大浴場を備えた施設を見つけやすくなると考えられます。
なぜ台湾のホテルにはバスタブが少ないのか

シャワー文化が主流の台湾
台湾では日本のように毎日湯船に浸かる習慣が一般的ではなく、シャワーで済ませるのが日常的なライフスタイルとされています。そのため、ホテルの客室設計においても、バスタブを設置するよりもシャワーブースを採用するケースが多くなっています。
特にビジネスホテルや中価格帯のホテルでは、限られたスペースを有効活用するためにシャワーのみの浴室が標準的です。バスタブを設置するには浴室面積が必要であり、それに伴う客室面積の拡大はコスト面でも影響が出ます。このような背景から、台湾では予算重視の旅行者向けホテルにバスタブがないケースが多いと考えられます。
大浴場の文化的背景
日本式の大浴場(共用浴場)は、日本固有の入浴文化に根ざした施設です。温泉地や旅館を中心に普及している日本の大浴場文化は、台湾においても近年注目されつつありますが、台北市内では対応しているホテルがまだ少ない状況です。
一方で、台湾北部の北投エリアは古くから温泉地として知られており、このエリアには大浴場や客室温泉風呂を備えたホテルが集まっています。台湾で本格的な入浴体験を求めるなら、北投エリアへの宿泊が有力な選択肢となります。
日本人旅行者のニーズへの対応が進みつつある
近年、台湾を訪れる日本人旅行者数は増加傾向にあり、日本人の入浴ニーズに対応したホテルも徐々に増えています。三井ガーデンホテルをはじめとする日本系ホテルの台湾進出がその象徴と言えます。また、高級ホテルの中には、バスタブ付き客室を全室または一部の客室に採用しているケースも見受けられます。
ただし、「バスタブあり」と記載があっても、客室タイプによってはシャワーのみの部屋と混在している場合があります。予約の際にはバスタブ付き客室であることを個別に確認することが重要です。
台北でバスタブ付きか大浴場があるホテル10選
ここからは、台北およびその近郊で、バスタブ付き客室または大浴場を備えた施設として紹介されているホテルを10軒ご紹介します。各ホテルの特徴とともに、利用時の注意点もお伝えします。
1. 三井ガーデンホテル台北忠孝(MGH Mitsui Garden Hotel Taipei Zhongxiao)
日本でも全国展開する三井ガーデンホテルの台湾進出第1号として注目を集めている施設です。台北の観光中心部に位置しており、アクセスの良さから旅行者に利用しやすいホテルと言われています。
複数の旅行情報サイトや口コミ情報において、大浴場を備えているホテルとして繰り返し挙げられている施設です。日本系ホテルならではのサービスと入浴設備を台湾で体験したい方に向いていると思われます。
台北市内にありながら日本式の浴場設備が整っているという点で、日本からの旅行者にとって特に利用しやすい施設と考えられます。最新の営業状況や大浴場の利用条件については、予約前に公式サイトまたは予約サイトで確認されることをお勧めします。
2. ジ・オークラ プレステージ台北(The Okura Prestige Taipei)
日本を代表するホテルブランドのひとつであるオークラが展開する台北の旗艦ホテルです。上質なサービスを求める旅行者に向けた施設として知られており、館内にはサウナや大浴場系の施設があるホテルとして紹介されています。
高層階に位置する客室からの眺望も評判であり、ラグジュアリーな滞在を重視する方に適していると考えられます。日本のホテルブランドが手がける施設であることから、日本語でのサービス対応も比較的充実している可能性があります。
3. ホテル メトロポリタン プレミア台北(Hotel Metropolitan Premier Taipei)
プールや入浴設備を重視する旅行者向けの候補として複数の情報源で挙げられているホテルです。台北市内での利便性と館内設備の充実度を両立させた施設として位置付けられています。
入浴設備に関しては、プールなどの付帯施設とあわせて確認しておくことが望ましいです。予約の際には、希望する設備が宿泊するプランや客室タイプで利用可能かどうかを事前に確認することをお勧めします。
4. ザ ランディス台北(The Landis Taipei)
全室バスタブ付きの案内があるホテルとして紹介されており、館内にはサウナやジムの利用案内もあります。バスタブにこだわる方にとって、全室対応という点は安心して予約できる理由のひとつになると思われます。
台北市内の中心部に位置しており、観光やショッピングの拠点としても利便性が高い施設です。サウナを含む館内設備の詳細については、公式サイトでご確認ください。
5. ホテル プロバーブス台北(Hotel Proverbs Taipei)
日本語対応や利便性の高さで知られる台北のラグジュアリーホテルとして紹介されている施設です。洗練されたインテリアデザインと上質なサービスを重視する旅行者に向いていると考えられます。
バスルームについては客室タイプによって設備が異なる可能性があるため、予約の際に「bathtub」の記載がある客室タイプを選ぶことが重要です。
6. グランド ハイライ台北(Grand Hilai Taipei)
全客室にバスタブおよび温水洗浄便座が備わっていると案内されているホテルです。温水洗浄便座は日本人旅行者にとって馴染み深い設備であり、この点でも快適な滞在が期待できます。
台北市内の高級ホテルとして、客室設備の充実度は高いと言われています。全室バスタブ付きというのは台北のホテルの中でも特筆すべき点と考えられ、バスタブを最優先にホテルを選ぶ方にとって有力な候補となります。
7. 北投 スイートミー ホット スプリング リゾート
台北市内から少し足を延ばした北投エリアにある温泉リゾートです。サウナ付き大浴場、貸切個室風呂、客室内の温泉風呂が揃っており、温泉入浴をホテル内で完結させたい旅行者に向いている施設と言えます。
北投は台北から地下鉄でアクセスできる温泉地であり、市内観光と温泉滞在を組み合わせるプランを検討されている方に利便性が高いエリアです。大浴場の利用時間や男女別の設定については、予約前に確認しておくことをお勧めします。
8. シャン ユエ ホットスプリング ホテル(Shang Yue Hotspring Hotel)
北投エリアの温泉ホテルで、露天風呂と大浴場、客室内温泉風呂が案内されている施設です。露天風呂からの景観とあわせて、温泉地ならではの雰囲気を楽しめると紹介されています。
客室温泉風呂は、プライベートな入浴環境を重視する方に適していると思われます。大浴場と露天風呂の両方を備えているため、入浴スタイルに合わせて選べる点も魅力のひとつです。
9. ウォーターハウス(Water House Beitou)
大浴場に複数の温泉、貸切風呂、客室温泉風呂が案内されている北投の温泉施設です。複数の入浴設備を持つという点で、入浴体験の充実度が高い施設として位置付けられています。
グループ旅行やカップル、ご家族での利用を考えている方にとって、貸切風呂の存在は選択肢のひとつになると考えられます。各設備の利用条件については、施設に直接お問い合わせいただくか、予約サイトで詳細をご確認ください。
10. グランドビュー リゾート 北投(Grand View Resort Beitou)
北投の温泉ホテルとして、客室に温泉風呂がある大型リゾートとして紹介されている施設です。規模の大きなリゾートホテルであり、温泉入浴以外にも館内設備を楽しめる点が特徴と言われています。
台北の都市部から距離があるため、北投エリアへのアクセス手段を事前に確認しておくことが望ましいです。客室に温泉風呂が付いている部屋タイプを希望される場合は、予約時に客室タイプを慎重に選ぶ必要があります。
予約前に必ず確認すべき3つのポイント
台湾のホテルを予約する際、お風呂設備に関して見落としがちな注意点があります。以下の3つのポイントを押さえることで、現地での失望を防ぐことができます。
バスタブの有無を客室タイプ別に確認する
台湾のホテルでは、「バスタブあり」と案内されているホテルであっても、客室タイプによってはシャワーのみの部屋が混在しているケースがあります。予約サイトで客室を選ぶ際には、客室タイプの詳細説明に「bathtub」「tub」「Japanese-style bath」「温泉風呂」といった記載があるかどうかを確認することが重要です。
ホテルのウェブサイトや予約確認メールで、選択した客室のバスルーム設備を必ず照合するようにしましょう。
大浴場の利用条件を事前に把握する
大浴場を備えているホテルの場合、以下の点を事前に確認しておくことをお勧めします。
- 営業時間(特に深夜や早朝の利用可否)
- 男女別か混浴かの確認
- 有料か無料か(宿泊者は無料か、別途料金が発生するか)
- 入れ墨・タトゥーに関するルール
- 水着着用が必要かどうか
日本の大浴場と台湾の大浴場では運営ルールが異なる場合があるため、事前確認は欠かせないステップと考えられます。
北投エリアへのアクセスを考慮する
大浴場や温泉入浴体験を優先するなら北投エリアが有力ですが、台北市内の観光スポットからは一定の距離があります。台北メトロ(MRT)を利用すると北投駅までアクセスできますが、所要時間は出発地によって異なります。
北投で宿泊する場合は、台北市内での観光との動線を考慮したうえでホテルを選ぶと、旅程全体のバランスが取りやすくなります。一方、台北市内に宿泊しながら日帰りで北投の温泉を楽しむというプランも選択肢のひとつです。
ホテルのタイプ別「お風呂事情」の比較
台北のホテルをお風呂事情の観点から大きく3つのタイプに分けると、それぞれの特徴が見えてきます。旅行の目的やスタイルに合わせて最適なタイプを選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
高級・ラグジュアリーホテル
台北市内の5つ星クラスの高級ホテルでは、全室または上位客室タイプにバスタブが設置されているケースが比較的多く見られます。サウナや大浴場に準ずる設備を持つホテルも存在します。立地の良さと入浴設備の両立を求める方に適しているタイプと言えます。
ただし、高級ホテルでも客室タイプによってバスタブの有無が異なることがあるため、個別確認が必要な点は変わりません。
日本系ホテル
三井ガーデンホテルやオークラのような日本系ホテルは、日本人旅行者の入浴ニーズをよく理解しており、大浴場やバスタブ付き客室を積極的に採用しているホテルとして知られています。日本語でのサービス対応や館内設備の案内が充実している可能性も高く、日本からの旅行者にとって使いやすい選択肢と考えられます。
北投の温泉ホテル
温泉入浴を旅行の主目的とするなら、北投エリアの温泉ホテルが最も充実した入浴体験を提供してくれると思われます。客室温泉風呂、大浴場、露天風呂、貸切風呂など、複数の入浴形態を備えた施設が北投には集まっており、「ホテル内で完結する入浴体験」を求める旅行者に特に向いているエリアです。
北投の温泉は硫黄泉系の泉質で知られており、台湾固有の温泉文化を体験できる貴重なエリアとも言われています。
台湾のお風呂事情を理解してホテル選びを成功させましょう
台湾のホテルにおけるお風呂事情をまとめると、以下のポイントが重要と考えられます。
- 台湾ではシャワーのみの客室が主流であり、バスタブや大浴場は限られた施設に存在します
- バスタブを優先するなら高級ホテルや日本系ホテルを選ぶのが効率的です
- 大浴場や温泉入浴を楽しむなら北投エリアの温泉ホテルが充実しています
- 予約時はバスタブの有無を客室タイプ別に確認し、大浴場の利用条件も事前に把握することが大切です
- 三井ガーデンホテル台北忠孝、ザ・ランディス台北、グランドハイライ台北などは台北市内でバスタブや大浴場設備が案内されているホテルとして挙げられています
- 北投エリアでは複数の温泉ホテルが大浴場・露天風呂・客室温泉風呂を備えており、温泉体験を重視する方に適しています
台湾旅行において「毎日お風呂にゆっくり浸かりたい」というご要望は、適切なホテル選びで十分に叶えることができます。事前の情報収集と予約時の確認を丁寧に行うことが、旅行を成功させるうえで最も大切なステップと言えます。
本記事でご紹介したホテルはいずれも、複数の旅行情報サイトや口コミ情報で入浴設備に関する案内が確認されている施設です。ただし、施設の設備内容やサービスは予告なく変更される場合があります。実際の予約前には、各ホテルの公式サイトや最新の予約サイト情報をご確認されることをお勧めします。
台湾の温泉文化や入浴事情は今後もさらに発展していく可能性があります。旅行のスタイルやご予算に合わせて、最適なホテルを選んでいただければ幸いです。台湾旅行が豊かな体験となりますよう願っております。